よくわかる介護保険の徹底活用


  事業者との契約と更新

 はじめて契約するとき

◇ 利用者は直接に事業者と契約を交わす


 介護保険制度は、利用者がサービスの種類を決めてそのサービスを提供する事業者を選びます。そして、直接、事業者と契約をします。
 契約は、利用するサービスごとに個々の事業者と利用契約を結びます。
 思わぬトラブルや被害にあわないように、契約書の記載事項をよく確認しましょう。

 



 
確認事項は次のような点に注意しましょう。

◇ 契約書で定められる項目と確認のポイント


 ★ サービスの内容
   サービスの内容と種類がきちんと記載されているかどうか。サービスの
  内容を、契約書とは別に説明書などに記載されていないかどうか。

 ★ 契約期間
   契約期間が記載されているかどうか。契約期間が満了したあとの、契
  約更新の取り扱いが記載されているか。

 ★ サービスの提供内容
   サービス内容やサービス提供記録について、利用者に説明することや
  提供する内容が記載されているかどうか。

 ★ 利用者負担金
   利用者負担金がきちんと記載されているか。法令で定められている負
  担以外、協力金や使用料、レンタル料など、あいまいな費用が課されて
  いないか。事業者の都合で変更できるような書き方になっていないか。
 
 ★ 負担金の滞納
   利用者が負担金を滞納した場合、一定の猶予期間を設けるなどの配
  慮がされているか。
   サービス停止や違約金の支払いなどが定められていないか。

 ★ 利用のキャンセル
   予定されているサービス利用を中止できることが定められているか。
   その場合に多額のキャンセル料が必要であるとなっていないか。

 ★ 損害賠償
   利用者の身体・財産に損害を与えたときは、事業者が損害を賠償する
  ことが定められているか。

 ★ 秘密保持
   文書同意がない場合は、利用者や家族に関する個人情報を正当な理
   由がある場合を除いて、第三者に提供しないことが記載されているか。

 ★ 苦情対応
   苦情対応の窓口や担当者を明らかにするなどが記載されているか。

 



 
契約更新のときに確認したいこと

◇ 契約時の約束が守られたかどうか


 介護サービスの相談でいちばん多いのは契約についてです。

 とくに、難しい契約書や利用者が重要とする点が書かれていない、説明されない、利用者側が自由に解約できないなどの点をよく確認しましょう。

 施設で暮らしてみると、予想もしなかった不満やトラブルが起こるでしょう。

 事業者を替えたいときはいつでもできます。

 正当な要求が通らなければ、変更願を出しましょう。

 前期の契約が守られていて、サービスの質などに満足なときに、はじめて再契約を交わすようにしましょう。

  
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