◇ 制度導入5年後の状況は
老後最大の不安である介護問題を解消するため、また介護を社会全体で
支えていくため、介護保険制度が2000年(平成12年)にスタートし、そして
施行後5年を経て介護保険制度も定着してきました。
しかし、制度が定着するにしたがって、介護給付の費用やサービスを利用
する人の数も増加してきました。
介護保険にかかる費用は、年に10%を超える伸びを示しています。
要介護者数もこの5年間で約200万人弱増えています。
◇ 介護保険料の上昇を抑えるため
今後、ますます高齢化が進み、寝たきりや認知症のお年寄りが増えること
も見込まれています。そして、介護期間の長期化や介護する家族の高齢化
も進み、家族による介護はますます困難になってきています。
このような状況の中で、介護保険制度の財源は切迫しつつあり、このまま
で生きますと、第1号被保険者の介護保険料の全国平均額は、2006
(平成18年)年度には1000円程度の値上がりが見込まれます。
◇ 在宅サービスと施設サービスの公平化
そこで、2005年の介護保険制度改正では、保険料の上昇を抑えるた
め、保険給付の効率化と重点化を図るための制度の見直しが行われまし
た。
さらに在宅サービスと施設サービスのバランスが図られて、どこでサービ
スを受けても給付と負担が公平になるように、2005年10月から施設利用
の場合、居住費と食費などのホテルコストをサービス利用者が負担するよ
うに変わりました。
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